身の回りにある陶磁器が作られる時、一番最初は「原型」作りから始ります。
最近は3Dプリンターで作られる事もありますが、デザイナーさんが作った図面から作ることも現時点では多いです。
まずは石膏の塊を作ります。
その商品に近い形で、円柱や四角柱の塊を作るのです。
そこから、少しずつ削って、図面に描かれた平面のものを立体にしていきます。
ここで大切なのは、図面は商品の完成のサイズ。
パンやクッキーは焼くと膨らみますが、
陶磁器は焼成すると縮むので、その分を大きめに作らなければなりません。
使う土 釉薬 釜の状態によって収縮率は変わってくるので、事前に確認して割りかけをして、原型のサイズを導いていきます。